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幼稚園・保育園の入園祝いは、家族や親戚など、ごく親しい間柄の人から贈られるのが一般的です。そのため、基本的にお返しは必要ありませんが、地域性、各家族の考え方、相手との関係によってお返しをした方がよいケースもあります。

ここでは、入園祝いのお返しが必要なケース、不要なケース、お返しが必要な場合の予算や選び方、お礼状の書き方など、入園祝いのお返しマナーについてご紹介します。

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入園祝いにお返しは必要?

入園祝いは、祖父母や親戚といったごく近い身内の間で行われる祝い事であることや、経済力のない無収入の子供に対するお祝いであることから、基本的にお返しは必要ないとされています。

とはいえ、相手との良好な関係を維持するために、お礼品を贈った方がよいケースもあります。

お返しを贈った方がよいケースの例

  • 地域のしきたりや親戚間の取り決めで、内祝いを贈ることがマナーとなっている場合
  • 相手の子供が入園する際に入園祝いを贈っていない人から金品をいただいたとき
  • 近い身内以外の人から金品をいただいたとき(友人、知人、会社の上司や同僚など)
  • 交流が頻繁ではない親戚から金品をいただいたとき

地域性、各家族の考え方、相手との関係、会社の慣例などによって、内祝い(お返し)が必要かどうかを判断するとよいでしょう。

お返しをしない場合もお礼は必要

お返しをしない場合でも、きちんとお礼を伝えることがマナーです。
子供本人からもお礼を伝えることで「感謝する気持ち」を育むことにもつながっていきます。

礼儀を重んじるときは「お礼状」がベスト

「お礼の言葉」は、本来、手紙やハガキで伝えることが正式なマナーです。
通信手段が発達し多様化した現代では、電話やメール、SNSなど、より早く簡単にお礼を伝える人も増えていますが、恩師、目上の方、礼節を重んじる相手へお礼を伝えたいときは、お礼状を送ったほうが好印象です。
手紙やハガキであれば、相手の空いた時間に読んでもらうことができるため、電話と違ってこちらの都合で相手の時間を奪うこともありません。

子供本人が文字を書けるのであれば、本人からも一言書き添えることをおすすめします。

親しい相手には電話やメールでもOK

入園祝いは基本的に内々のお祝いですから、普段から親しくしている人へお礼を伝えるケースがほとんどでしょう。祖父母(両親・義両親)などごく親しい相手へお礼を伝える時は、丁寧すぎることでかえって誠意が感じられなくなる場合もあるため、近況報告を兼ねて電話でお礼を伝えてもかまいません。
お喋りができる子供であれば、本人の口からもお礼を言わせるとよいでしょう。

電話でお礼を伝えたあと、入園式が終わったら手紙も送ると喜ばれます。
入園後に無事に入園式を終えた報告を兼ねて、本人が描いた絵や入園式の写真を同封するのがおすすめです。

電話よりメールやSNSを好む人もいるため、相手の立場に立ち、相手の状況に合わせて連絡手段を使い分けるとよいでしょう。

入園祝いの「お礼状」を送る時期

お礼状は、お祝いを受け取ったその日か翌日に、遅くとも3日以内には送り、1週間以内には相手のもとへ届くよう送るのがマナーです。

電話でお礼を伝える場合も、遅くとも3日以内に連絡しましょう。

入園内祝い(お返し)を贈る時期

入園祝いの内祝い(お返し)は基本的に不要ですが、お礼の品を贈る場合は、お祝いをいただいてから1ヶ月以内に贈るのがマナーです。

とはいえ、お礼は鮮度が命。
お祝いをもらっていながら1ヶ月も音沙汰なしでは失礼です。

お祝いをいただいたら、まずは手紙や電話でしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。宅配便で届いた場合、お礼を先に伝えておくことで「受け取りました」の報告にもなるため安心です。

入園祝いの内祝い(お返し)にはどんな物を贈ればいい?

入園祝いのお返しには、「お菓子」「惣菜」「佃煮」などの食品や、「タオル」「洗剤」などの消耗品が人気です。

身内以外の人へ贈る場合は特に、相手を恐縮させない消え物アイテムがおすすめです。

遠方で普段は会えない祖父母へ贈る場合は、子供の写真や子供が描いた絵を入れた写真立てやフォトクロックなどもおすすめです。世界に一つだけの特別な贈り物になるでしょう。
物で返してもらうよりも孫と一緒に食事やお出かけをしたいと思ってくれる祖父母へは、子供と過ごす時間をつくって感謝の気持ちを伝える方が喜ばれることもあります。
相手の趣味嗜好に合わせてお礼の品を選んでみてください。

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内祝い(お返し)の金額の相場

入園祝いの内祝い(お返し)の相場は、いただいた金額の半額から3分の1程度が目安です。
おおよそ2,000円から3,000円前後が平均的な金額となっています。

2,000円前後であればお菓子やカタログギフト、5,000円前後であれば高級タオルのセットなどがおすすめです。

内祝いの熨斗(のし)の書き方<水引・表書きのマナー>

水引の種類 紅白の蝶結び(花結び)
のし紙・のし袋の表書き 「内祝」「入園内祝」
名前の書き方

下段には、子供の姓名を記載します。

※ 字の大きさは、上段より心持ち小さめに書きましょう。

●書き方の見本●

のし紙の表書き:入園内祝いの見本

入園祝いの内祝い(お返し)に商品券は失礼?

入園祝いのお返しでは、商品券を贈ってよい場合もありますが、贈らない方がよい場合もあります。

マナーとしては送ってよいケースでも、受け取る相手によっては「手抜きされた気分になる」「義務感でお返しされた気持ちになる」「半分突き返された気持ちになる」といった感想を持つ人もいるため、相手が商品券を喜んでくれるかどうか分からないときは、しっかりと品物を選んだ方が失敗しないお返しができるでしょう。

商品券を贈らない方がよいケース

目上の人へ贈るとき

目上の人へお礼品を贈る場合、商品券は失礼にあたります。

「自分で選んで購入してください」や「懐事情を察して金券を選んだ」という意味にもとれるため、上から目線の印象から誤解を招き、不快感を与えてしまうことがあるためです。

また、高価すぎるものを贈るとかえって気を遣わせたり、相手の面子をつぶしてしまったりする場合もあるため、お返しの予算はいただいたお祝いの3分の1程度を目安に選ぶとよいです。

お祝いに商品券をいただいたとき

たとえ種類が違っていたとしても、商品券に商品券で返すことは失礼にあたります。
あげたものをそのまま突き返されたような気持ちにさせてしまうため、商品券をいただいたときは品物を選んでお返しするようにしましょう。

高額なお祝い金をいただいたとき

高額なお祝い金に対して半額の商品券を用意すると、相手を恐縮させるばかりか、子供のために使ってほしかったとガッカリさせることにもなり兼ねません。相手の厚意に甘えつつ、失礼のない予算で品物を選ぶとよいでしょう。

高額なお祝いに対してお返しの品を選ぶときは、3分の1以下でも失礼にあたりません。

1,000円~3,000円程度のお祝いをいただいたとき

お祝いの金額が低い場合、商品券はさらにその半額となるため、金額があからさまに分かる商品券は義理的で寂しい印象を与えてしまいます。

最近は、少ない予算で購入できる見栄えの良いプチギフトも販売されていますので、そういった商品を選んだ方が感謝の気持ちが伝わります。

いただいたお祝いの半額以下の予算で返すとき

内祝い(お返し)の相場は、いただいたお祝いの半額から3分の1程度が目安ですが、商品券は金額があからさまに分かるため、いただいたお祝いの半額分を用意するのが一般的です。

半額以下の予算でお返しを用意したい場合は、品物を選ぶようにしましょう。

相手の生活圏に使える店舗がないとき

田舎で暮らす相手へ贈る場合や、相手の生活環境や生活パターンがわからないときは、相手の家の近くに使える店舗があるか、そのお店を相手が普段から利用しているかどうかを確認してから贈りましょう。確認できない場合は、商品券以外の品物を選んだ方が無難です。

使えない商品券では、残念ながら喜んでもらうことができません。

入園祝いのお礼状の書き方と文例

入園祝いのお礼の手紙見本(縦書き)

お礼の気持ちは迅速に伝えたいけれど、正しい手紙やハガキの書き方が分からずなかなか筆が進まないこともありますよね。

お礼状を書くときのポイントと文例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

入園祝いのお礼状を書くときのポイント

4つの構成で書く

  1. 前文
    • 前文とは、手紙の用件を書く前の挨拶にあたる部分で、「頭語(拝啓・謹啓・前略など)」「時候の挨拶」「安否の挨拶」の順に書きます。
    • ごく親しい相手への手紙は「頭語」を省略して「〇〇様」と書いてもかまいません。
  2. 主文
    • 主文とは、用件・本題を伝える部分です。近況報告を兼ねてお礼の気持ちを述べましょう。
    • 現金や商品券をいただいたときは、使い道についても述べると感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
  3. 末文
    • 末文とは、手紙を締めくくる挨拶にあたる部分で、「結びの挨拶」「結語(敬具・かしこなど)」の順に書きます。
    • 相手の活躍や幸福を祈る言葉や、変わらぬお付き合いを願う言葉を書いて、締めくくりましょう。
  4. 後付け
    • 後付けとは、いつ、誰が、誰に宛てて書いた手紙かを記す部分で、「日付」「差出人」「宛名」の順に書きます。(横書きの手紙を書くときは、宛名は手紙の冒頭に書きます)
    • 差出人は、親の名前だけではなく、お祝いを受け取った子どもの名前も書きましょう。

お礼以外の内容は控える

お礼の手紙に他の用件を書くことは控えましょう。
特に、何かをお願いしたり依頼したりすることをお礼状に書くべきではありません。

親しい人への手紙は、形式よりも思いが伝わる表現で

親しい間柄の相手への手紙は、形式にこだわりすぎて堅苦しくならないように形式を崩してもかまいません。堅苦しい手紙はよそよそしさを感じさせ、かえって不快感を与える場合があるため注意しましょう。

手書きの手紙は感謝の気持ちが伝わりやすい

パソコンなどのソフトやテンプレートを利用するより、手書きで心を込めて書く方が感謝の気持ちが伝わりやすくなるのでおすすめです。

綺麗に書こうとする必要はありません。
綺麗さよりも丁寧さを重視して、心を込めて書きましょう。

入園祝いのお礼状の文例

【例文1】祖父母へ(義実家の両親へ)

お父さま、お母さま
 皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
 ○○(子どもの名前)の入園に際しては、お祝いをいただき本当にありがとうございました。今日は、お電話でお伝えしていた入園式の写真が仕上がりましたのでペンをとらせていただきました。〇〇が書いた手紙と、幼稚園で描いたじいじとばあばの似顔絵も同封していますので見ていただけると嬉しいです。
 〇〇は、いただいたお祝いで購入した新しい傘とレインコートがとても嬉しいようで、雨が降るのを毎日楽しみにしています。
 △△さん(夫の名前)は相変わらず忙しい毎日ですが、〇〇の面倒をよくみてくれるので本当に助かっています。今年のゴールデンウィークはまとまった休日がとれないと聞いていますが、お盆には帰省できる予定ですのでお会いできる日を心待ちにしています。
 天候の変わりやすい季節です。どうかお体に気を付けてお過ごしください。

 令和〇年〇月〇日

山田 花子 

【例文2】親戚へ

前略 皆さんお元気でお過ごしですか?こちらは皆、変わらず元気に過ごしております。
 この度は○○の入園にあたり、心のこもったお祝いを送っていただきありがとうございました。〇〇は大喜びで、幼稚園で使える日を楽しみに入園の日を今か今かと待ちわびているようです。希望を聞いてくださったおかげで、親子そろってワクワクしながら入園準備を進めることができました。長く大切に使わせていただきます。
 季節の変わり目で寒暖差が大きい日が続いています。どうかご自愛ください。
 またお会いできる日を楽しみにしています。
 取り急ぎお礼まで。

かしこ 

 令和〇年〇月〇日

山田 花子 

拓也 

【例文3】知人へ

拝啓 日増しに暖かくなり、春の訪れを感じる季節となりました。○○様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
 この度は息子□□の入園に際し、温かいご配慮をいただきまして、誠にありがとうございました。いつも子供たちのことまで気にかけてくださり、とても心強く感謝しています。□□は入園する日を心待ちにしており、うれしそうな顔を見ていると入園準備の大変さも吹き飛びます。
 〇〇様からいただいたお祝いは、幼稚園で使用する通園バッグと弁当箱の購入費にあてたいと思っております。長く大切に使わせていただきます。
 これからも親子共々どうぞよろしくお願いいたします。
 季節の変わり目に風邪など召されませんよう、お体を大切にお過ごしください。
 取り急ぎお礼まで。

敬具 

 令和〇年〇月〇日

山田 太郎 

拓也 

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