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神社や仏閣 (寺院・お寺)を参拝した時、「縁結び」「交通安全」「健康祈願」などさまざまな目的で購入するお守りや縁起物。「安産祈願」「合格祈願」などは、身内や友人から貰うこともあるでしょう。

これらの「お守り」は神仏から授けられたもので、神仏の魂が込められた神聖なものです。不要になったからといってゴミ箱に捨てて処分してはいけません。お守りや縁起物は、御加護をいただいた神仏に感謝して、神社やお寺へ返納するようにしましょう。

ここでは、お守りを処分する5つの方法と、神社やお寺へ返納するときのマナーについてご紹介します。

お守りの処分の仕方が分からない、古いお守りや縁起物が溜まって困っている、神社やお寺へ行くことができない・・・というときの参考になれば幸いです。

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お守り・縁起物の有効期限と処分する時期

まずは、お守りと縁起物それぞれの有効期限と処分する時期についてご紹介します。

「お守り」の有効期限と処分する時期

お守りの有効期限は基本的に1年とされています。

1年経過してすぐに効果がなくなるというものではありませんが、お守りは持ち主の身代わりとなって様々な厄やけがれを受けてくれるものです。時間が経ったお守りは、悪い気がたまり、効力も少しずつ薄れていきます。

1年を過ぎたお守りは感謝とともに返納し、新しいお守りをお迎えするのがよいでしょう。

「満願守り」の有効期限

期限を定めて神仏に祈願し、その日数が満ちることを「満願(まんがん)」といいます。つまり、満願守りとは、「安産祈願」「合格祈願」「病気平癒(へいゆ)」ように、明確な目的達成を祈願するお守りのこと。

これらのお守りは、目的が達成されたときにその役目を終えたと考えられ、感謝とともに返納するようにします。希望が叶わなかった場合も1年を目安に返納し、新しいお守りを授かると良いでしょう。

プチ雑学

お守りの中には「内府」と呼ばれる紙や布が入っています。神社のお守りの内府には神様の魂が込められ、お寺のお守りの内府には仏様の念が込められているのです。
そのため、お守りは神仏の分身そのものと考えられており、数えるときは「ひとつ、ふたつ」とは言わず、「1体、2体」という数え方をします。
また、神仏の念や魂は神聖なものであり、お守りをむやみに開けることは人目にさらされることを意味します。お守りを開けてみることは慎みましょう。

「縁起物」の有効期限と処分する時期

「縁起物」とは、その名のとおり縁起をかつぐ意味があり、家の中や店先に飾る風習があります。例えば、「招き猫」には商売繁盛や金運アップの意味があり、「破魔矢」には魔を破るということから厄除けの意味が込められています。

招き猫

招き猫の有効期限は、壊れるまで・汚れるまで。
招き猫は飾り物としての要素が強く、お守りのように返納を1年ごとにする必要はありません。

有効期限はありませんが、壊れたまま、汚れたままで放置すると悪い気を放つため、清潔で明るい場所に大切に飾り、壊れたときは速やかに供養しましょう。

だるま、熊手、破魔矢

だるま、熊手、破魔矢の有効期限は約1年。
1年を目安に返納し、新しいものをお迎えするのがよいとされています。

しめ飾り、門松

しめ飾りや門松などの正月飾りは、邪気を払い清らかな空間に年神様をお迎えするためのものです。

飾りを外す日は地域によって異なりますが、小正月の1月15日前後に神社や地域の行事として行われる「どんど焼き」で処分するのが一般的です。

お守り・縁起物を処分(返納)する5つの方法

1.「神社」「お寺」で処分するのが基本

基本的にはお守りや縁起物を頂いた神社、お寺に返納しましょう。

境内には、「古札納所」「納経所」が設けられていますので、古いお札やお守りはそこに返します。その場にお賽銭箱がある場合は、お守りと同額程度をおさめ、神仏の御加護に感謝しましょう。返納されたお守りや縁起物は、まとめてお焚きあげなどをしてくれます。「古札納所」が見当たらない場合は、社務所などに問い合わせるとよいでしょう。

違う神社やお寺へ返納するときの注意点

いただいた神社やお寺に返納するのが基本とはいえ、旅先などで購入した場合、遠方で持参することが難しい場合もあります。その場合は、近隣の神社やお寺に返納しても問題ありません。

ただし、神社でいただいたお守りは神社に、お寺でいただいたお守りはお寺に返納する必要があります。またお寺の場合、宗派が違う仏様を祀るお寺に返納することは失礼にあたるため注意しましょう。

2.神社やお寺へ「郵送」して処分する方法

遠方の神社・お寺のお守りは、最寄の神社やお寺に返納してもよいですが、郵送で返納を受け付けているところもあります。

詳細は返納したい神社やお寺で確認してから返納しましょう。
ここでは、一般的な郵送方法をご紹介します。

同封するもの

  • お守り
  • お焚き上げ料(現金または定額小為替)
  • 感謝の手紙

むき出しで入れることに抵抗がある場合は、半紙に包むとよいでしょう。

お焚き上げ料の相場

お焚き上げ料に指定がない場合は、お守りと同額か半額程度(1,000円程度)が相場となっています。

封筒の種類

お焚き上げ料を「現金」で送る

現金書留専用封筒
<サイズは2種類あります>
小=約119×197mm(定形郵便)
大=約142×215mm(定形外郵便)

※ 現金書留専用の封筒に入らないときは、一般的な白封筒・茶封筒に入れて「現金書留扱い」で送ることができます。

※ 現金書留はポスト投函では送れません。 必ず郵便局の窓口から発送してください。

お焚き上げ料を「定額小為替」で送る 一般的な白封筒、または茶封筒

「現金」の同封に注意!

現金を普通郵便で送ることは郵便法で禁止され、違法行為です。お焚き上げ料を現金で送る場合は、現金書留扱いで送付するようにしましょう。

普通郵便で送る場合、現金を定額小為替に変えれば送付可能になります。手数料が必要になりますが、トータルで現金書留より安くなることが多いです。定額小為替はゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口で購入することができます。

お焚き上げ料を銀行振込で受け付けているところはそれに従うとよいでしょう。

封筒の書き方

神社やお寺の「郵便番号」「住所」「宛名」を記載し、中身がわかるように余白部分に「朱書き」をします。

宛名
  • 神社の場合:「●●神社 社務所 御中」
  • お寺の場合:「●●寺、寺務所 御中」
朱書き 「お守り 在中」「古守札 在中」「お焚き上げ依頼(神社の場合)」「焼納依頼(お寺の場合)」など

●書き方の見本●

「現金書留専用封筒」の場合
お守り返納:現金書留封筒で送る場合の封筒の書き方見本
「白封筒・茶封筒」の場合
お守り返納:茶封筒で送る場合の封筒の書き方見本

同封する手紙の書き方と文例

手紙は感謝の気持ちとお焚き上げをお願いすることが伝われば、文面に決まりはありません。

文例1

 拝啓 〇〇の候、□□神社の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 先日、お守りのお焚き上げ供養についてお電話させていただきました△△と申します。本来であれば直接お参りしてお礼を申し上げるべきところ、遠方ゆえそれも叶わず困っておりました。郵送での返納を受け付けてくださりありがとうございました。お守りを同封いたしましたので、お焚き上げをしていただけますようお願い申し上げます。
 おかげさまでこの1年を健康に過ごすことができました。誠にありがとうございました。また●●を訪れた際にはぜひ参拝したいと存じます。
 末筆ながら、貴社のますますのご発展と皆様のご健康をお祈り申し上げます。

敬具

文例2

 拝啓 〇〇の候、□□寺の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 この度はお守りの焼納をお願いしたく、古守札をお送りしました。焼納料は定額小為替にて同封いたしております。本来であれば直接参拝してお礼を申し上げるべきところ、書面でのご挨拶になりますことをお許しください。また折を見て参拝したいと存じます。誠にありがとうございました。
 末筆ではございますが、貴寺のますますのご発展と、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

敬具

3.「自宅」で処分する方法

焼却する場合(可燃性のお守り)

(布、紙、木など、燃える素材でできたお守り)

  1. 白い半紙または和紙を広げます。
  2. その上にお守りを置き、お清めの塩を左・右・左と、3回かけます。
    塩は、不純物を含む精製された食塩ではなく、天然の粗塩を準備しましょう。
  3. お守りを白い紙で包んで、ライター等で燃やします。
  4. 燃えた後の灰は、庭の土に埋めるか燃えるごみとして出します。

お守りを燃やすときの注意点

家の中で燃やす場合は、火災および火災報知器の作動に注意してください。

焼却中は十分な換気をおこない、一酸化炭素中毒に注意してください。

燃やした灰を水に流すよう指示しているところもありますが、洗面所やキッチンのシンクには流さないようにしましょう。排水管が詰まる原因となります。

プラスチック、金属、ガラスなどでできた付属品(カバーや鈴など)はあらかじめ外しておきましょう。

焼却しない場合(可燃性のお守り)

(布、紙、木など、燃える素材でできたお守り)

  1. 白い半紙または和紙を広げます。
  2. その上にお守りを置き、お清めの塩を左・右・左と、3回かけます。
    塩は、不純物を含む精製された食塩ではなく、天然の粗塩を準備しましょう。
  3. お守りを白い紙で包んで、燃えるごみとして出します。

焼却できない場合(不燃性のお守り)

(プラスチック、金属、ガラス、陶器など、燃えない素材でできたお守り)

  1. 白い半紙または和紙を広げます。
  2. その上にお守りを置き、お清めの塩を左・右・左と、3回かけます。
    塩は、不純物を含む精製された食塩ではなく、天然の粗塩を準備しましょう。
  3. 各自治体の分別に従い、燃えないごみとして出します。

4.「どんど焼き」で処分する方法

どんと焼きは左義長ともいわれ、各地で1月8日~1月15日前後に行われている火祭りの行事です。お正月に年神様を迎えるために飾った門松やしめ縄を燃やし、年神様を空へお送りするためのものなので、松の内が明けてから行われます。

どんと焼きでは、正月関連の縁起物の他、お守りやだるま等も受け付けてもらえることが多いです。
料金はお焚き上げ料として、気持ち程度を包みます。

開催日程や燃やせるものは、事前に自治体や神社に問い合わせておきましょう。

5.「代行業者」に処分代行を依頼する方法

古いお守りや縁起物を自宅で処分するのは気が引けるけれども、神社やお寺に持ち込む時間がない、というとき、代行業者に処分を依頼する方法もあります。

業者の元にあつまったお守りや縁起物は、宗教や宗派を問わない八百万の神々を祀る神社にてお焚き上げをしてもらえます。

お守りを処分したくない!ずっと持っていても大丈夫?

旅先でいただいたお守りや、くじけそうな時に勇気を貰えたお守りは、愛着がわいて返納せずにずっと持っていたいと思うときもあるでしょう。

基本的にお守りは1年で返納するのがよいとされていますが、放置するのとは違って、大切にする意味で手元においておくことは問題ありません。神社やお寺へは、感謝や報告の気持ちを込めて参拝するとよいでしょう。

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