お食い初めとは、赤ちゃんが一生食べるものに困ることなく健康に育つようにと願いを込めて、生後100日頃に祝い膳を食べさせる真似をする儀式です。
祝い膳や歯固めの石、赤ちゃんの衣装など、必要なものは早めに準備し、直前になって慌てないようにしましょう。
ここでは、お食い初めのしきたりとマナー、料理のメニューや服装、儀式の流れなどについて詳しくご紹介します。
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お食い初め(おくいぞめ)とは
お食い初めとは、赤ちゃんが一生食べ物に困ることなく健やかに成長することを願って、生後100日頃に行う伝統的な行事です。
お食い初めを行う時期の赤ちゃんはまだ食べることができないため、実際に食べさせるわけではなく食べさせる真似をします。
食べさせる真似をしたあとは「歯固め(はがため)」という儀式も行います。
歯固めは、「石のように硬く丈夫な歯が生えますように」「健康な歯で長生きできますように」という願いが込められた儀式です。
●「お食い初め」の別名●
- 百日祝い(ももかいわい)・・・生後100日頃に祝うため
- 箸揃え(はしそろえ)、箸初め(はしぞめ)・・・初めてお箸を使うため
- 真魚始め(まなはじめ)・・・初めて魚を口にするため
お食い初めを行う日はいつ?
お食い初めを行う時期は、赤ちゃんが産まれて100日~120日頃に行うのが一般的です。
赤ちゃんの体調や家族の都合を考慮して日にちを決めてもかまいません。
お食い初めを行う時間帯は?
かつては日中にお食い初めの儀式を行い、その日の夜にお色直し式を行っていました。
しかし最近では、お食い初めとお色直し式をセットで行ったり、お色直し式を省略したりする家庭が増え、赤ちゃんの機嫌が良い時間帯を選ぶ家庭や、家族や招待客が集まりやすい時間帯を選ぶ家庭などさまざまです。
お食い初めはどこでする?「自宅」と「お店」のメリット・デメリット
お食い初めは、自宅以外にレストランや料亭で行うこともできます。
近年は、「お食い初め膳」を予約できる飲食店も増えているため、メリットとデメリットを比較しながらご家庭に合った場所を選ぶとよいでしょう。
■自宅で行う
メリット
- お店よりも費用がおさえられる。
- 赤ちゃんが泣いても周囲を気にしなくて良い。
- 赤ちゃんの生活リズムや機嫌をみながら、好きな時間に始められる。
- 風邪やインフルエンザなど、感染症のリスクが減る。
- 赤ちゃんを寝かせる場所や、授乳、ミルク、おむつ交換の場所を気にしなくて良い。
デメリット
- 準備や後片付けの手間がかかる
- 祖父母などを招く場合、家の掃除や片づけも必要。
仕出し・宅配・ケータリングサービスの利用もおすすめ!
自宅でのデメリット解消に、食事のデリバリーなどの宅配サービスやケータリングサービスの利用を検討するのもおすすめです。
お食い初めの儀式に必要なものは、ネット通販で揃えることもできます。
■お店で行う
メリット
- 準備や後片付けをしなくてよい。
- 赤ちゃんが産まれて外食をする機会が減る中、久しぶりの外食が息抜きになることも。
- お食い初めの手順を教えてくれたり、写真を撮ってくれたりと、サービスが充実している。
デメリット
- 自宅でするより費用が高くなりやすい。
- 店側にも都合があるため、急用や赤ちゃんの機嫌によって予約時間を変更したくても変更できないことがある。
- やむを得ずキャンセルする場合、キャンセル料がかかることも。
- お店によっては土日祝日の予約が取りにくいなど、自宅と比べて日程の調整が難しい。
- 風邪やインフルエンザなど、感染症のリスクが増える。
お店選びの条件
お食い初めのメニューやプランがあるお店は、赤ちゃんの生活面にも配慮してくれるところが多いです。
とはいえ、念のためおむつ替えのスペースがあるか、個室があるか、テーブル席の場合は赤ちゃんを寝かせられるクーファンやベビーベッドが用意されているかなども考慮してお店を探すと安心です。
準備するもの(自宅で祝うとき)
自宅でお食い初めを行うときに準備すべきものは「料理」「食器」「祝い箸」「歯固めの石」の4点です。
準備するもの1 <料理>
祝い膳のメニューの基本は「飯」「汁」「香の物」「なます」「煮物」「焼き物(尾頭付き鯛)」で、一汁三菜という和食の基本に基づいたものです。
「飯」と「香の物」は数に数えないため、「汁」で一汁、「なます」「煮物」「焼き物」で三菜と数えます。
献立の意味
<赤飯>
古くから、赤飯の赤色は邪気を払い災いを避ける力があると考えられていました。赤飯の上に飾られる「南天の葉」は、「難(南)を(天)転じて福となす」という語呂合わせから、縁起のよい木の葉として知られています。
※ 地域によっては、「小豆」ではなく「ささげ豆」や「花豆」が用いられます。
<汁物>
お食い初めの席では、蛤(はまぐり)のお吸い物が一般的です。
「お吸い物」には吸う力が強くなるという意味があり、「はまぐり」は、対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから、仲の良い夫婦の象徴とされています。
そのため、はまぐりのお吸い物には「吸う力が強くなりますように」「食べ物に困ることなく、将来よき伴侶に恵まれますように」という願いが込められています。
<香の物>
香の物とは、お漬物の総称のことです。
お食い初めでは、「シワシワになるまで長生きしますように」と願いを込めて「梅干し」を用意するのが一般的です。
<なます、酢の物>
酢の物など、その土地の名産や季節の食材を使ったり、縁起をかついだ「紅白なます」を用意したり、タコの酢の物を用意したりすることが多いです。
タコの酢の物は、「多幸」という語呂合わせから縁起がよいとされています。
<煮物>
煮物は、各家庭や地域、季節によって用いる具材が異なりますが、具材によっていろいろな意味が込められています。
- れんこん
れんこんのように穴が開いている食材には、「将来の見通しが良くなりますように」という意味が込められています。 - 里芋
里芋は、種芋にたくさんの子芋が付くことから「子宝に恵まれますように」という意味が込められています。
里芋の皮のむき方は、側面が六角形になるように皮をむく「六方(ろっぽう)むき」がおすすめです。煮崩れしにくいだけでなく、長寿の亀にあやかった縁起のよい形です。 - たけのこ
たけのこは、成長が早いことから「竹のようにまっすぐ、すくすくと育ってほしい」という願いが込められています。 - かぼちゃ(なんきん)
冬至(※1)に食べると縁起がよいとされる食材のひとつです。
かぼちゃは、別名を「南瓜(なんきん)」といい、「ん」の音を2回含む食材です。
「ん」がつく食材は縁起がよく、「ん」が2回つく食材は運が2倍になると考えられていることから、祝いの席に適した食材なのです。
さらに六角形に切ると、長寿の亀の甲羅にみたてた縁起のよい形になります。プチ雑学(※1)冬至に食べる「ん」が付く食べ物【冬至の七種(ななくさ)】
南瓜(なんきん=かぼちゃ)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん=うどん)」 - 大根
大根は、どんな調理方法で食べても食あたりしにくい野菜です。
台湾では、大根のことを「菜頭(tshai-thau)」と呼びますが、「菜頭」は吉兆の意味をもつ「彩頭(cai-tou)」と発音が似ていることから、「大根=幸先が良い」と言われるようになりました。 - 人参
茶色く地味な色になりがちな煮物に彩りを添える人参は、紅白の赤をイメージさせる華やかな色をしています。
「ん」がつく食材は縁起がよく、「ん」が2回つく食材は運が2倍になると考えられていることからも、祝いの席に適した食材として親しまれています。
<尾頭付き鯛>
鯛は、語呂合わせで「めでたい」に通じることで知られていますが、皮が赤くて身が白いため、「紅白」を連想させる縁起のよい食材でもあります。
頭から尾までついた姿には「物事を最初から最後まで全うする」という意味があるため、祝い膳に用いる魚は尾頭付きの姿焼きが一般的です。
鯛は、魚の中でも格段に寿命が長い魚です。長寿の鯛にあやかって、赤ちゃんの健やかな成長と長寿を願う意味も込められています。
魚の姿焼きをする際、通常は火の通りを良くするために表面に包丁で切り込みを入れますが、祝い膳に用いる魚には切り込みを入れないよう注意しましょう。「切腹」をイメージさせる縁起の悪い行為となります。
料理の並べ方
- 右側手前・・・「汁椀(しるわん)」
蛤(はまぐり)のお吸い物、味噌汁などの汁物 - 右側奥・・・「壺椀(つぼわん)」
なます、酢の物、和え物、お刺身などの冷たい料理 - 左側手前・・・「飯椀(めしわん)」
赤飯、白飯などのご飯物 - 左側奥・・・「平椀(ひらわん)」
お煮しめ、筑前煮などの温かい料理 - 中央・・・「高坏(たかつき)」
香の物(梅干しが一般的)、歯固めの石 - お膳の奥・・・「平皿(ひらざら)」
大きな尾頭付き鯛は、お膳と別に平皿を用意してお膳の奥に置きますが、別の平皿を用意しない場合は、お膳の平椀に盛り付けても構いません。
準備するもの2 <食器>
お食い初めに使用する正式な食器は、漆塗りの食器です。
【男の子用の食器】
全てが朱色の朱塗りの椀
【女の子用の食器】
内側が朱塗り、外側が黒塗りの椀
お食い初めで使う食器はどこで買う?
お食い初めの食器は、デパート、ベビー用品店、通販、レンタル、などで簡単に入手することができますが、お宮参りの際に神社で授けてもらえることもあります。
神社によって、伝統的な漆器や焼物だったり、実用的な離乳食用のベビー食器だったりします。
最近では、全国各地の伝統的な陶磁器や、普段の離乳食にも活用できる木製またはプラスチック製のベビー食器、100均で揃えられる漆器風の和食器などを用意するご家庭も多いです。
準備するもの3 <祝い箸>
祝い箸とは、中央が太く両方の端が細くなっている「丸箸」のことで、お正月や祝い事の席で使われる木製の箸です。別名を、「両口箸」「俵箸」「柳箸」ともいいます。
箸の長さは約24センチ(八寸)。
漢字の「八」の字が末広がりの形をしていることから、縁起のよい長さとされています。
祝い箸は、箸の専門店、デパート、通販などで購入できる他、お正月の時期などはスーパーにも置いてあります。
<「祝い箸」の別名>
- 両口箸(りょうくちばし)
両端が細くなっているため、どちらを使っても食べられる形をしていることから「両口箸」と呼ばれています。片方を人が使い、もう片方を神様が使い、神様と人が共に飲食することでご利益を授かる意味があります。 - 俵箸(たわらばし)
中央が太く両端が細い俵型をしていることから「俵箸」と呼ばれています。
穀物などの農作物が豊かに実ることを願う意味が込められています。 - 柳箸(やなぎばし)
柳の木で作られることから「柳箸」と呼ばれていますが、近年は、柳よりも丈夫で折れにくい「ミズキ(通称:本柳)」を使って作られています。
安価なアスペン材で作られた祝い箸であれば、100均などでも購入できます。
準備するもの4 <歯固めの石>
歯固めの儀式で使用する石には、「石のように丈夫で強い歯が生えますように」という願いが込められています。
歯固め石の準備の仕方
(歯固めの石を入手する4つの方法)
- 社寺(神社やお寺)から授かる
お宮参り(お初参り)の際、お守りやお札と一緒に歯固めの石を授けてくれる場合があります。 - 社寺(神社やお寺)から小石を借りる
授受品に含まれていなかった場合は、神社やお寺の方にお願いして境内にある小石をお借りする人も多いです。お食い初めが終わったら、感謝の気持ちを込めて元の場所にお返ししましょう。小石をお借りする社寺は、お宮参りをした社寺、地域の氏神様をお祀りする神社、菩提寺などがよいでしょう。 - 河原や庭の小石を使う
近くの河原や庭にあるきれいな小石を拾って使う人もいます。 - 購入する
インターネットでも、歯固め用の小石を購入することができます。
小石を借りて使うときのポイント
※ 神社の境内や近所の河原から小石をお借りする時は、なるべく人が歩いていなさそうな場所を選んで綺麗な石を選びましょう。
※ 個数や大きさに決まりはないため、石を載せるお皿とのバランスを考えて選ぶとよいです。
※ 歯固めの儀式を行う前に、石は必ず煮沸消毒しておきましょう。
歯固め石の代用品
歯固めの石を用意できないときは、代用品を用意するという手段もあります。
- タコ
地域によって、歯固めの儀式は石ではなくタコを用いる方が一般的な地域もあります。
タコは語呂合わせの「多幸」に通じる縁起物とされ、「タコの吸盤のように歯並びがよくなりますように」「タコのように弾力がある固い食べ物も噛み切れる強い歯が生えますように」という願いが込められています。 - あわび
硬いあわびには「噛み切れる丈夫な歯が生えますように」という願いが込められています。 - 梅干し
「梅干しのようにシワシワになるまで長生きできますように」という願いが込められています。 - クルミ、栗など、殻のあるもの
「硬いものが噛める丈夫な歯が生えますように」という願いが込められています。 - 紅白餅
歯固めの石の代わりに、縁起物の紅白餅を使用する地域もあります。 - 碁石
丁度よい色や形をしていることから、囲碁の碁石を代用することもできます。不幸をイメージさせる「黒白」をセットで使用しないよう、白か黒か、どちらか一色を使用しましょう。 - 誕生石、水晶など
赤ちゃんの誕生石やパワーストーンなど、特別な日に特別な石を用意する人もいます。
準備するもの5 <その他、あると便利なもの>
必需品ではありませんが、尾頭付きの鯛を飾るための敷き紙や小物があると、お祝いらしく華やかな雰囲気を演出できて、料理の見栄えがするのでおすすめです。
手間いらずのセット商品も販売されていますし、身近なもので代用できる物もいくつかあります。
- かご
大皿に載せるだけでも豪華な鯛ですが、鯛かごを使うとさらに見栄えがします。 - 紅白の敷物
四方紅紙(縁取りが赤くて全体が白い紙)を鯛の下に敷くとお祝い感が増します。紅白の紙を用意できないときは、千代紙やてんぷらの敷紙を使用してもよいでしょう。 - 飾り紐、飾り水引
飾り用として豪華なアレンジで作られた水引も、鯛の飾りにおすすめです。ご祝儀袋の水引を使用してもよいですが、食品に載せるものですので、きれいな水引を使用しましょう。 - 飾り小物
おせち料理に添えるような縁起物の飾り小物を用意すると、さらに見栄えがよくなります。「鯛のし」「松、笹、南天などの葉」など、好みの小物で飾ってみてください。
縁起のよい小物を用意できないときは、千代紙で折った鶴などを添えると簡単にお祝い感を演出できます。
お食い初めのやり方【正式な順番】
- 赤飯→汁物→赤飯→魚
- 赤飯→汁物→赤飯→煮物
- 赤飯→汁物→赤飯→なます(酢の物)
- 赤飯→汁物→赤飯→歯固め石
- 赤飯→汁物
●歯固め石の使い方●
歯固め石に触れた箸を、赤ちゃんの歯茎にちょんちょんと優しくあてて終了です。誤飲の恐れがあるため、小石を直接口に入れないよう注意しましょう。
食べさせる順番は、地域によって異なる場合があります。
また、近年は食べさせる順番にこだわらず、比較的自由な形で行う家庭もあります。
養い親(食べさせ役)は親族の中の最年長者
食べさせる真似をする役目は、長寿にあやかって「赤ちゃんと同姓の最長者」にお願いするのがしきたりです。
最近では、お食い初めの儀式を夫婦だけで行う家庭も増えているため、形式にとらわれない養い親を選ぶ家庭もあります。例えば、男の子には父親が、女の子には母親が食べさせる真似をしたり、祖父母や両親みんなで順番に食べさせる真似をしたりなど、参加者の意向を優先して決めるケースが増えています。
「食器セット」と「歯固め石」の処分の仕方
「食器セット」の処分の仕方
神社で授かった食器であれば、奉納という形で神社に持っていくことができます。
自分達で購入した高価な食器は、子供の誕生日やお正月などお祝いの時に使うこともできますし、知人や家族に譲ったり、ネットのフリマアプリで販売したり、リサイクルショップに持って行ったりしてもかまいません。
安価な食器を購入して、普段使いにしたり、おままごとの道具として使ったりする家庭もあります。
今は食器セットをレンタルできるサービスも充実していますので、後のことを考えて食器を用意すると、処分に困らなくてすみますね。
「歯固め石」の処分の仕方
神社や河原から借りてきた石は、感謝の気持ちを込めて元の場所に戻しましょう。
お宮参りの時に神社から授かった場合は、「七五三のお参りの時にお返しください」といった紙が添えられていることもあります。
購入した石は、専用のケースに入れるか半紙に包むなどしてへその緒と一緒に保管するとよいでしょう。
ネット通販では、保管用の巾着袋やケースがセットになっているものや、乳歯と歯固め石を一緒に保管できるケースがセットになっているものも販売されています。
お食い初めのお祝いに、お返しは必要?
お食い初めのお祝いに対するお返しは、基本的には不要です。
招待したときの食事でおもてなしをすれば十分とされています。
お食い初めに招待していない人や、急きょ来られなくなってしまった人からお祝いをいただいたときは、内祝いを用意しましょう。
祖父母であれば、お食い初めの時の写真をプレゼントしたり、後日食事に招待したりするのもおすすめです。
お食い初めの服装に決まりはある?
お食い初めの服装は、大人は「正装」、赤ちゃんは「色付き小袖」を着用するのが正式です。
しかし最近では、祝う場所や参加者によって、カジュアルな服装で祝う家庭も増えています。写真を撮影する場合は、正装とまではいかなくても綺麗めの服装を選び、身だしなみを整えておきましょう。
赤ちゃんの服装・衣装
「お色直し式」を兼ねるときは、色付きの小袖が正式
正式な赤ちゃんの服装は、「色付きの小袖」です。
現在の和服のもとになった、袖口が小さい和服のことを小袖といいます。
色付きの衣装を着せる理由
生後100日目までの赤ちゃんは「神様の子」と考えられ、白い着物を着ていました。「人間の子」になった節目に色のついた着物を着せる儀式を「お色直し式」といい、赤ちゃんの健やかな成長を願ってお祝いしたのです。
お色直し式は、お食い初めと兼ねて行うのが一般的です。
洋装や普段着でも大丈夫!
しきたりを重んじる地域や家庭でなければ、普段のベビー服でも大丈夫です。お世話がしやすく赤ちゃんが嫌がらない楽な服装をさせてあげるとよいでしょう。
最近では、色つき小袖の代用として写真撮影のときだけお宮参りで使用した祝い着を羽織らせたり、洋風のベビードレスを着せたり、普段のベビー服で祝ったりする家庭などさまざまです。
タキシード風のロンパースや、袴風のロンパースなど、正装っぽいベビー服も販売されているため、そういったものを選ぶと着替えが楽で写真映えもするのでおすすめです。
また、普段のベビー服を着せた上に、スタイでドレスアップする方法もあります。
袴風スタイ、タキシード風スタイ、ドレス風スタイなど、付けるだけで変身できるコスチュームスタイが便利です。
両親の服装
自宅で祝うとき
自宅で行う場合は、スーツなどのフォーマルな服装で行うケースは少なく、少し綺麗めの普段着で行うことが多いです。
祖父母や親戚を招待する場合は、招待客と服装の格が揃うよう、服装について話し合って決めておくとよいでしょう。
親子だけで行う場合は、記念写真を撮るときだけフォーマルな服装に着替えてもよいですし、夫婦で話し合って決めるとよいです。
お店で祝うとき
料亭やレストランで行う場合は、男性はスーツ、女性は着物(訪問着)またはフォーマルスーツやワンピースなど、正装か、正装に準ずる改まった服装で行うことが多いです。
祖父母や親戚を招待する場合は、参加者の服装の格が揃うよう、招待客には事前に両親の服装を知らせておくと親切です。
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